大阪や京都とは異なりクラブがなかなか育たない、遊ぶ時はアクセスの良い大阪か京都に行けばいいのだからそりゃそうなのだが、そんなクラブミュージックとは距離のありそうな奈良でアンダーグランドなレーベルが立ち上がり、第一弾が12インチレコードでリリースされた。
センターラベルは昔の地図であり、やはり奈良の地図。そしてEP名が奈良の中心部に流れる佐保川から引用しているあたり、奈良に対する熱い想い?でもあるのだろう。奈良のアンダーグランドなレーベルがレコードをリリースするという事はあまり無いだろうから、その存在をアピールするには充分インパクトのあるセンターラベルだ。
そんなSAHOGAWA EP、内容のほうはコンピレーションであり、両面33回転で2曲ずつ、それぞれ個性の強い楽曲が収録されている。
A1 Y.N - On the Roof
音数が少なく、シンプルな構成だが丁寧に展開していくディープハウスで、シンセの音が何とも気持ち良いグルーヴ。ベースが箱鳴りを期待させる。
音数が少なく、シンプルな構成だが丁寧に展開していくディープハウスで、シンセの音が何とも気持ち良いグルーヴ。ベースが箱鳴りを期待させる。
A2 AKIRA - 321
テクノ?ドラムマシンがいい味を出している。そこへおばあさんの声が混ざってきて聴いた事のないテイストを醸し出す、癖の強い一曲。
テクノ?ドラムマシンがいい味を出している。そこへおばあさんの声が混ざってきて聴いた事のないテイストを醸し出す、癖の強い一曲。
B1 MISTUKI - Changing Same
ニーナシモンネタ、音域的に上のほうを流れるようにピアノがかけるエディットであり、箱鳴りが気持ち良さそう。
ニーナシモンネタ、音域的に上のほうを流れるようにピアノがかけるエディットであり、箱鳴りが気持ち良さそう。
B2 NNN - Aburazaka Incident
他の楽曲よりも短いが、インパクトのある4つ打ち。コンプでパツパツのリズムループに、何気ない話し声が加わる。アウトロ的なトラックのイメージか。
他の楽曲よりも短いが、インパクトのある4つ打ち。コンプでパツパツのリズムループに、何気ない話し声が加わる。アウトロ的なトラックのイメージか。
そして、デザインがFukuda Yusuke。DJ Sprinkles a.k.a Terr Thaemlitz のメッセージ付きです。
NNN Records今後どのようなリリースをしていくのか、静かに動き出した奈良という地で。