Bugge Wesseltoft - New Conception Of Jazz Live (2003)

  前述のHenrik Schwarzのとき、コラボ相手として登場したBugge Wesseltoft、もとはモロジャズのピアノ奏者として活動していたが、90年代中後半、2000年代前半、NuJazz、FutureJazzがブームになる頃、エレクトリックなアプローチで自らのJazzを表現し始めたオリジネーター。同じ未来派Jazzでも、Nils Petter Molværよりもクラブよりなアプローチが個人的にはうけるが、空気間はいかにも北欧の匂いがプンプン、Nils Petterのそれと共通するものがある。注目を集めだしたのは、自身のJazzLandから1996年にリリースした「New Conception Of Jazz」という、まんま(笑)なタイトルのアルバムをリリースした時からだろうか。
 で、こちらはライブ版。1996年の曲をLiveしているのかといえば、そうではなく、全く別物。全編クールな、かっちょいい曲をセレクト、、前半は打ち込みトラックの上にエレピやウッドベース等のJazz的?楽器群がグルーヴし、シンセやサウンドエフェクトが飛び交う、いかにもその時代な空気を纏っている。そしてジョジョにヒートアップしていき、生ドラム、エレキギターがドライブしてくる。途中、実験音楽的なエッセンスも交えているが、意味不明、な感じではなく、あくまで音楽的に響くのは、グループの演奏技術が高いからだろう。もちろん途中、ピアノが穏やかにメロディーを奏でるクールダウン曲もあり、それもまた素晴らしい。適度にライブの熱気も伝わってくるが、ラフ過ぎず、聴用アルバムとしても完成度は高いと思う。北欧Jazz好きにはとてもお勧めの一枚。自身、当時購入してから今日まで、聴く機会の多い1枚となっている。また、前半の4つ打ち曲を12inchカットしたものも存在し、クラブ栄えを秘めた盤なので、それもお気に入りの1枚。

あと、最近はUniversal Music Japanで彼のページとかあるんですね。Link