Idris Muhammad - Turn This Mutha Out

ブート盤12inchでリリースされているLoft ClassicsシリーズのVolume 12に収録されているCould Heaven Ever Be Like Thisを始めて聞いた時に、やたら展開が多くてかつグルーヴィーなこのヘンテコな曲は何なんだ!と衝撃を受けたことを思い出す、それでIdris Muhammadを知り、チェックするようになった。ドラマーの彼は70歳を過ぎた現在も現役で活躍中、小さい頃からプロとしてドラムを叩いていたらしいので、60年以上もドラムを叩いている…、貫いてはるわ。
そのCould Heaven Ever Be Like Thisはタムタムを多用した特徴的なドラミングと、スラップも入るかっこいいベースラインが、ずしりと重たいダンスグルーブを作りだしている。その上にどこか夢見心地なコーラスが入り、この曲のヘンテコな空気感を醸し出している。そしてホーンをはじめ、ハープやシンセ、ワウギター、ディストーションギターなどなど、様々な楽器を使い8:37という長めの曲を飽きさせる事無く彩っていくという、なんともマッシブな曲だ。

A2、Camby Bolongoは、早めのテンポの民族音楽的なパーカッションを軸に、トランペットがゆったりとしたメロディーを奏で、そこにちょっかいをかくかのようにフルートが絡み合う、キックは一度も鳴らない。こういう独自の曲を聞けるのはアルバムの醍醐味だ。
同じよにアルバムの醍醐味曲のB3、Moon Hymnもマイフェイバリット、抑制されたドラミングの上をソプラノサックスが気持ちいい空間を作り出し、突然引き裂くようにバリトンサックスにチェンジしブレーク!そしてすぐにまた気持ちいい空間へ…、変な曲だな…。でも好きな曲。
ラスト曲Say WhatのIdris Muhammadのドラミングは、このアルバム中で一番好きだ。スネアはずっと一定のビートを打ち続け、キックがいろんな位置に打たれるというスリリングさ、、これはヤバい。
そしてフルートが目立つ。このフルート独自の高いところで爽やかに動き回る感じはいいなー。

このアルバムTurn This Mutha Out(もっと!)は、CTI傘下のKUDUから1977年にリリースされ、腕利きのスタジオミュージシャン達が参加する。そして、Esther Phillips、Hank Crawford、Patti Austin、George Benson、Grover Washington,Jr.など、CTIで多くの名曲に関わり、また彼自身のリリースでもマイフェイバリットがあるDavid Matthewsがプロデュース。
ジャケはKUDUらしく枠の中への写真。。。本人の顔まで赤くしている…、、。The Wizz(…ドラッグですね…)の落書き入り…最悪!!!、盤の状態もいまいちだし状態がいいのを探そ。

ジャケの状態:0
現時点CD無