Revelation - Revelation

数年後にはNYCC、The New York Community Choirでも活躍をみせるArthur FreemanとBenny Biggsらと、Phillip Ballou、Arnold McCullerからなる4人組コーラスグループのRevelationが、1975年にPolyGram傘下のRSOからリリースしたファーストアルバム。すべてのパートはSigma Soundで録られた。って事でスタジオミュージシャンはNorman HarrisやEarl YoungをはじめMSFBメンバーをメインに、フィリーサウンドにクレジットされる事が多い面子ばかり。

ナイスフィリーダンサーの名曲Get Ready For Thisから始まるこのアルバムは、針を落として最初のワンフレーズを聞いただけで、充実した内容のフィリーソウルアルバムである事を予感させる。この曲は、テナーをリードとした、聴き手を高揚させる熱いボーカルワークと、アクセントとサビに入ってくる歯切れのよいストリングス、程よく動きまわる独自のリフのグルーヴィーなベースラインが目立つ軽快なリズム、それらがシグマスタジオの熱気を帯びて融合している。
まさにダンスフロアにもってこいで、1974年からシカゴのゲイクラブなどでDjをしていたRon Hardyは、この曲をオープンリールでEditして引き伸ばしてかけていた。彼のプレイでたくさんの人がこの曲で踊っていたのを想像しながら聞くのもまた楽しい。そしてそのEditされたものは、40年近く経った今また、レコードでプレスされている。あと知らなかったけど、この曲の作曲者のWarren SchazsがプロデュースするThe BrothersのAre You Ready For Thisを、T.G.Conwayによるアレンジでボーカルを入れたバージョンだそうだ。T.G.Conwayの関連作を見ても分かるが、こういったダンスグルーブに関する仕事は冴えている。

A4のJust Too Many PeopleはMelissa Manchesterによるもので、同じく75年リリースの彼女のアルバムのMellisaに収録されている。原曲ももちろんいいが、自分の好みはRevelationバージョン。あまり主張しないのにこの曲のリズミカルなノリを作り出せている演奏力と、その絶妙のバランスを作ったエンジニアの方向性は見事。その上を訴えかけてくるように力強くループするコーラスと、程よく入る太みのあるテナーリードとのコントラストがまた絶妙。こんなナイスなフィリーソウルに仕上げたアレンジャーのRonnie Bakerはとてもクール。

B3のI Can't Move No MountainsはBlood,Sweet & Tearsのカバー。疾走感のあるサビが印象的で、サビ以外の部分とメリハリをはっきりとさせた曲。原曲は1972年にリリースされたNew Bloodに収録されているが、この曲はスリリングな原曲のほうが好きだ。そして、先日書いたBlue MagicのTirteen Blue Magic Laneにも参加していたMargie Jpsephによるカバーもあり、かっこいい仕上がりでこちらも名盤。
スローバラードはB2のWhat GooD Am I(without you)がタイプ。リードが熱くかつしっとりと歌い、ストリングスとコーラスが後ろから盛り上げ、ピアノなどが静かにアピールする、もういかにも切ない構成になっている。

ジャケットは、モノトーンでシンプル、フォントデザインもいい感じ、モダンでかっこいいジャケット。裏返せば並ぶ順番を交代、笑顔もいいかんじ。

ストリングスさすが
現時点CD無