Blue Magic - Magic # (1983)

 1973年にフィラデルフィアで結成された5人組コーラスグループで、74年のSideShowのヒットが有名。このMagic#はAtlantic傘下のMirageから1983年にリリースされた7枚目のアルバムで、もうNorman Harrisのプロデュースではない。そしてRichard Prattの姿は見えず、4人になっている。
アルバムタイトル曲のMagic#をはじめ、シンセやリズムボックスを用いた曲が多く、80年代を匂わせてくれる。スカスカなんだが、だからこそ出せるグルーヴ感のある曲の上に、Ted Mills達のファルセットボイスが歌い抜けていく。それらはファンキーだったり、ポップだったりと表情はさまざまだが、80年代に入ってもそれぞれの曲に聞き応えがある。それは彼らの実力に他ならないが、同83年に同じくMirageからアルバムWoud You Like To FlyをリリースするIngram Familyがプロデュースをはじめ、コーラスや作曲、スタジオミュージシャンとして深く関わっているのにも関係しているのかもしれない。

そして彼らの真骨頂であるスローバラードに注目してみると、要所ごとにシンセを使用する程度に留まっていて、管楽器やピアノ、キーボードがメイン。だがそのスローバラードのB3、Since You've Been Goneではシンセも目立ち、甘い音色とメロディーで中盤を盛り上げる。そして歌声!、美しくよくのびる声を活かし、素晴らしい王道バラードを聴かせてくれる。あと、Teddy PendergrassやPeople's Choiceなどの作曲にも関わったフィリー畑のDarnell Jordanが、ギターとして2曲関わっているが、メリハリのあるそのギターワークも楽曲の完成度を引き上げるのに一役かっている。
ぼそっと、B1のIn The RainはDramaticsのカバー、、と付け加えておく。
そんなこのアルバムは、スウィートソウル好きはもちろん、80's好きにもアピールする好盤。

ジャケはピンクのダイヤル電話…途中で呼び出し音も入ってくるタイトル曲と意味を合わせたんだろうが、、、

My Space見たら現役のよう、おっちゃんらのライブ見たい! 

裏ジャケの笑顔度:3/4