2024/01/21

Korg minilogue xd module Stand DIY

お気に入りのシンセはツマミが多い事が多いことから、マスターキーボードとの距離と、置き方の角度は重要だと考えているため各種機材の配置等はこだわっております。

で、このKorgのminilogue xd のModuleも、音の薄さが素敵でお気に入りのシンセなんですが、ご多分に漏れずにツマミが多いアナログシンセなんですよね。

ただ、横幅が19インチのラックマウントに納まらなくて少しでかいんで、デスクに置いているわけなんですが、角度が緩いので使いにくい!!

ってことで、専用のスタンドをebayやReverbなりで探していても良いものが無いのでDIYでいくことに。

カットが面倒なんで、今時はネット注文で木材をカットして配送してくれる木材工場が多いので、見積もりをお願いしてみたら、そこそこ高かったので、諦めてホームセンターでカットから自分でやるか!ということで頑張って作りやした。

どこのホームセンターへ行くか検討したところ、カインズホームにはDIY STYLEという、お借り出来るDIYスペースがあるということで、カインズを利用することに。

木材コーナーで、適当に見繕い、目立たないところは材種も確認せずに一番安価な集成材をチョイス。目立つ部分はヒノキ材をチョイスしてお会計。そして有料カットに持ち込んで長さを希望通りにしてもらいました。

それをDIY STYLEに持っていったら、作業台と道具をお借りできました。斜めに切りたいので、丸ノコを使わせてもらいました。(有料カットでは斜めカットは出来ないのです。)


※丸のこは危険なので、使用したことがある方にしかレンタルしておらず、また、けが等に係る約束事が記載された書類にサインをする必要がありました。いわゆる、自己責任で!!っていうサインですね。

カインズでの作業風景
DIY STYLE で作業

こんな感じ、基本的にコーナーに置いてある工具類は好きに使用していいとのこと。お店の方も親切で、適度な距離感でアドバイスしてくださいました。

接着状況
接着中

帰宅後は、家で出来る作業。インパクトでダボ穴を空けて、Φ6㎜のダボを差して木工用ボンドで接着。ダンベルが役立ちましたね。。。

ペーパー掛けの状況
ペーパー掛け

翌日は仕上げ。角を丸めたいところは80のサンドペーパーでごしごし。そして全体的にサンドペーパーを240→600でごしごし。つるっつるになりました。

ただ、手も服も削りかすで真っ白になりました。。。外でやって正解でした。

ワトコオイルを準備した写真
ワトコオイル

ワトコオイルに挑戦ってことで、ミディアムウォルナットをチョイス。初めて使用するので、塗り方はネットで検索して参考にしました。

塗布状況の写真
1回目塗布の様子


1回目塗布
→1時間乾燥
→ウエスで拭きまくる
→耐水サンドペーパー600でごしごし
→2回目塗布
→1時間乾燥
→ウエスで拭きまくる
→24時間乾燥
→ウエスで拭きまくる
→完成!!


完成写真
完成

完成してminilogue xdを乗せた写真
minilogue xd を載せるとこんな感じです

完成してminilogue xdを乗せた後ろ写真
後ろから

なんやかんやと時間はかかりましたが、納得のいくものが完成したので、これまで以上にminilogue xdをビシバシと使い倒していきたいと思います。


2024/01/20

Snad - The Intergalactic Gambler (2023)

SnadことShyam Anandの12インチ2枚組のいわゆるダブルEP、The Intergalactic Gambler。

The Intergalactic GamblerのラベルAサイドの写真
Side A

The Intergalactic GamblerのラベルBサイドの写真
Side B

The Intergalactic GamblerのラベルCサイドの写真
Side C

The Intergalactic GamblerのラベルDサイドの写真
Side D

UKの新興Retro Future Space Agencyから2023年のリリース。

Snadについては、跳ねるビートとでもいうか、小気味のいいビートというか、サスティンの短い音のセットを使用した慎重なプログラミングでSnad節を確立しており、タイトなノリで魅せる素敵な作品が多数。

シンセ音についてもやり過ぎ感が無いので、Snadの楽曲はロングタイムのスパイスとしてダンスフロアでハマるのではなーと。

KimochiやCourtesy Of Balanceといった、そんな感じのレーベルからもリリースしており、それらもいい感じです。

そして本EPについては宇宙!ということで、ツボったわけです。


A1: Dis Robe

A2: The Big Sleep


B1: Guiding Light

B2: Let Me Down Slowly


C1: Juiced

C2: Metamorpheme


D1: Egad

D2: Stolen SteeZ


因みに、今時なのでデータでの販売もしているようですが、このEPについてはレコードオンリーの曲が2曲入っています、素敵!!更に、レコードにはデータのダウンロードコードも付いているときたもんで、ダウンロードすると驚いたのが、Loopネタ等が収められており、なんと30トラックもありました。

Snad - The Intergalactic Gambler
30トラックも!

2024/01/09

Various - Family Things Volume 2 (2021)

ドイツのレーベル Deep Inspiration Show Records からのコンピレーション。

Various - Family Things Volume 2 A


Various - Family Things Volume 2 B

良質なDeepHouseのリリースが多く、要チェックのレーベル。

レーベルはJazzmanというDJが運営しており、DeepHouseやジャジーなブロークンビーツ等もプレイするDJで、レーベルカラーもその音楽性が反映されたジェントルなDeepHouse音源が多い。少しメールのやり取りをする機会があったが、対応もジェントルで、とても良い人柄だったことも記しておきたい。

本作Family Things Volume 2は、BBE、Far Out やSonar Kollektive等からリリースしているというJan Kinclを筆頭に、Alton Millerのリミックスや、Brad Pの参加等、なかなか渋い顔ぶれが揃っている。


Various - Family Things Volume 2 Aside


Various - Family Things Volume 2 Bside


A1: Jan Kincl - Daylight (You Are My)


A2: Jan Kincl - Daylight (Alton Miller Remix)


B1: Wolford Heifer Feat. Brad P - Odd Socks


B2: Benklawk & Mabutana - Damage Control


デジタルボーナスとして、Jan Kincl - Daylight (Alternative Mix)があるようだ、が、この場合にいつも思うのが、デジタルで購入した場合にのみボーナストラックがあるのではなく、是非ともレコードを購入した場合もダウンロードコード等を付けて欲しいものだ。

その点はRush Hour Music の一部のアルバムや、!K7 Records の近年の DJ Kicksシリーズなんかはレコードを購入すれば、データ購入した場合と同様の全曲のダウンロードコードが同封されていることから、レコードコレクターへの配慮もありがたい。

ま、レーベルによって考え方が異なるのは当然だが。


Discogs

2024/01/06

DaRand Land - Whispers From The Lake (2023)

スペインのレーベルDownbeatから、ベテランDaRand Land の新譜。

DaRand Land - Whispers From The Lake

2001年にアルバム Calming Effect を Dee p4Life  からリリースした以降、リリースが無い期間が10年ほどあったようだが、それ以降は同 Downbeat や Pulp 等から12インチのリリースを続けている。

Fred P や Pure Science をもっとディープに掘り下げたかのような作風の作品が多く、最近の曲としてはBPMも少し遅い120くらい?で、今回も好きな人には堪らないであろうDeepHouseを届けてくれる。

音的には、基本スネアが出てこない、キックとハットが延々と続き、入ってくるのはクラップですね、そこにシンセパッドがメインとなってループするそれです。
スモーキーな、暗闇な、、4つ打ちという、電子音楽特有のグルーヴがそこにはあります。

特に好きなのはA2: Deep4Life Retrograde。

A1:  Melanin Vegan

A2:  Deep4Life Retrograde

B1:  Wonder Seven

B2:  Dug Deep


2024/01/05

Dr. Sud - Heading South EP (2023)

オランダのレーベル Q1E2 Recordings から2023年リリースのDr. Sud のEP。

Dr. Sud - Heading South EP

6曲入りのEPで、全曲クオリティーが高いHazy Grooves!

A1: Brina

A2: Life Itself

A3: Evening Breath

B1: Tramontana

B2: 3/4AM

B3: Mondgesicht

ジャズのハーモニーとエレクトロニカ、ファンク、ハウス等のジャンルの影響が統合されたニュアンス。

特にA1 の Brina がナイスDeep House。変則的な4つ打ちをベースにパーカッションとパッドがビルトアップしていき、フィルターが徐々に開いていくアルペジオシンセがコラージュしていく。悔しいのはもっと尺が欲しいところ。まだまだ伸ばせるだろうに!

Dr.Sudはベルリン在住のアーティストのようですが、他にもEP出してないんでしょうか。探したところデータでは、BandCampでリリースを見つけました。

On The Loose EP で、KALEIDOというレーベルからリリースのKLD025番。こちらも良きです。


Discogs


2024/01/04

Fred P - Dance Of Rhythms (2023)

とても多作なFred P(Anomaly、Black Jazz Consortium)の2023年の新譜。

Fred P - Dance Of Rhythms
Fred P - Dance Of Rhythms

やはりバチっとくる時はきます。3曲とも良いです。

うまく言えないが、アーバンな宇宙って感じ、、、なんじゃそりゃ


そもそもレーベルのSyncrophone Recordings のリリースが良いものが多い感触で、Fred Pは同レーベルからFoward Motion Equals Progression 等をリリースしてますしね。こっちも音が良くて立体感のあるキックが際立つ深夜EP。

New Life Studios Berlinでレコーディングされたとあるが、Fred Pってニューヨークでは。ベルリンにもスタジオがあるっていうことでしょうかね。ベルリンのHandwerk Audio っていうアナログシンセてんこ盛りのスタジオで録音しているというお話は出てくるのですが、ここがNew Life Studios なのかな。いずれにせよ電子音楽をつくる上でいわゆるアナログデバイスの魅力たるやってことで。

ともあれ、製作手法等は現状これでFixしているのかなという具合で、Fred P名義ではこのスタイル・音質でリリースが続いている印象。個人的にはウェルカムです。


そいや、2014年にリリースされたSelected: Compiled By Fred P というFred Pによるコンピレーションですが、持っているのを忘れてDiscUnionで2枚目を買っちゃったんですよね、、機会があれば手放さなければ。このコンピは1曲すごくええ曲あるんですよ、毎度のことながら「個人的に!」と付くわけですが。

今ウォントリストにあるのは、アルバムのSound Destination と Modern Architect 。


A:   Dance Of Rhythms

B1: The Beauty In The Sound

B2: Vibe Science


Discogs



2024/01/03

Kcik 23 (2021)

Kcik とは、、謎ですが、良い曲が多いです。主に声ネタを使用したディープハウス。

BandCampでデータ販売をしているようで、Spotifyでも活動しているよう。Discogsでは引っかからずなので、Vinylリリースはしていないようで、残念ながらデータオンリー。ところで、データオンリーの場合リリース年月日でどうやって知ることができるんだろう。今回は、SNSでKcikの過去の投稿を探して見つけることができたので、Kcik 23は2021年6月のリリースだろうと特定できたが。。。

各曲のクオリティも高く安定して聞ける。ミックスダウンもマスタリングもしっかりしてるしね。でもなんとなく個人のプロジェクトではないかと。

現状「Kcik 23」がお気に入りで、現代のNaked Musicといったイメージか。当時のMiguel Migsの音を今風にしたらこんな感じなんだろうな、良い。

あの Roy ayers の Everybody Loves The Sunshine ネタの、Kcik 25も良き。レコードで欲しくなるよー。

Kcik 23


2024/01/02

Roberta – Your Touch(2023)

コンスタントに12インチをリリースしているRobertaさん。Kai Alcé のNDATL Muzikからもリリースしており、認知度は高いんではないでしょうか。

本盤は自身のNight Moves Recordsから2023年のリリース。自らのレーベルだからできる片面1曲収録、しかも盤が厚い!贅沢仕様です、それだけ気合の入った曲なのでしょうか。

で、BサイドのAll The Thingsがツボりました。Roberta独自雰囲気の声なし楽曲。この独自雰囲気、2022年リリースのWhat I Wants To Do EPとかもね、いいんすよね。パーカッション音入れるの上手、最近の盤にしては音の圧は抑えられている。(言い方変えればスカスカ気味)ドラムの音質はおそらくMPC2000XLとか、そんな音。

AサイドのYour Touchもいいんですけどね、トランペットにJames Duncanがフューチャーされているのが意外。同じブルックリンなのか?ま、Bサイドばかり聴いてます。

Roberta - Your Touch




2021/07/25

Baaz - Red Souvenirs (2014)

 

BAAZ - Red Souvenirs_1

BAAZ - Red Souvenirs_2
購入した当時は一度聴いたきり棚に収まっていた。偏見だが、HipHopのトラックメーカーが作ったHouseのようなグルーヴが気になったんで、初期Andresみたいな。

最近なんとなく聴いてみると、全然そんな感じないじゃん、、と、今更ながらによく聴いております。

ドイツのレーベルOffice recordingsからのリリースで、マスタリングエンジニアはPole。
ここのレーベルはBaazのリリースが多いですが、Baazのレーベルなんでしょうか?

QuintessentialsやSlices Of Lifeからのリリースでは、レーベル色にあったリリースだったが、今作ではそれらのレーベル色が無い感じが良い、リラックスした感じか。この音数の少ない洗練された感じがジャーマンディープハウサーBAAZの真骨頂で、浮遊感のあるシンセループ等、ジワジワとループで聴かせてくれます。好みの問題だが、ちょっとハイハットの音が苦手な曲もあるかな。。。

今は洗濯機をまわしながらのんびりと聴いています。

2021/03/06

Basic Soul - Over The Moon EP (1996)

 Phil Asher のプロジェクトBasic Soulの2枚目のEP。ギャラクティック全開で、いわばPhil Asherの宇宙といったところの音楽が詰め込まれている。

キーボードにはDavin August JnrとKester Lydenがクレジットされてるが、知りませんな。。。

AサイドのOver The Moonが良くて、ウッドベースを重ーくしたようなシンセベース?を下地に120ほどのBPMで4つ打ちしていく。シンセの展開がグッド。

寒ーい真冬の夜に外で聴きたい感じ。

Basic Soul - Over The Moon EP